竹から生まれた天然抗菌繊維TAKEFU(竹布)。
原料を竹100%とし、竹の持つ特性をそのまま生かし、抗菌性、消臭性、制電性、吸湿・吸水性、温熱効果を持ち合わせた、人類が初めて手にした天然抗菌繊維です。なめらかな肌触りで人の心と体をやさしくあたたかく包む、癒しの繊維です。
※TAKEFU(竹布)はナファ生活研究所が所有する登録商標です。
1.原料の慈竹を伐採
2.竹をチップ化
3.液状竹パルプ
4.パルプを板状に加工
5.紡糸加工(繊維化)
6.紡績加工(糸)
パルプ化の工程では、繊維の素となるセルロースを抽出するためアルカリ剤を使用していますが、徹底したリサイクル技術を確立しています。
さらに竹パルプのセルロース部分を繊維化する紡糸の工程では特殊な溶剤を使用していますが、やはり環境への配慮を十分に行っています。このようにして作られた繊維は再生セルロース繊維と呼ばれます。
TAKEFUは2008年に、竹を原料としたレーヨンとして商標登録されました。これにより、素材表記は以下のようになりました。
●従来 ⇒ 素材:レーヨン(◯◯%)原料に竹を使用
●現在 ⇒ 素材:レーヨン(TAKEFU)◯◯%(原料に竹を使用)
レーヨン(TAKEFU)という表記がされていますが、レーヨンとは木や竹などの植物から作られる再生繊維で、石油を原料とするポリエステルやナイロン等の合成繊維とは異なります。
TAKEFUは自然から生まれ、自然に還る繊維です。
慈竹は、孟宗竹のように地下茎を張る種類ではなく、株立の竹で、高さは6~12m、直径は3~6cm、節の間の長さは30~50cm。 別名「孝竹」、「子母竹」と呼ばれ、漢方薬の解毒剤として古くから重用されてきました。
昔から竹や笹は、おにぎりを包むなど食べ物の保存に使用されてきました。この優れた天然の抗菌力を特殊製法によりそのまま生かしたTAKEFU(竹布)は、財団法人日本食品分析センターの抗菌テストで、MRSA菌(代表的な院内感染菌)の増殖を抑制することが実証されました。
綿とTAKEFU(竹布)に各4万個のMRSA菌(代表的な院内感染菌)を接種。18時間後の生菌数は、綿の400万個に対して竹繊維は<20(検出せず)という驚くべき実験結果となりました。また、そのほかの菌への有効性もその後の抗菌テストで徐々に確認されています。
菌の繁殖を抑制するTAKEFU(竹布)は、医療関係の繊維製品としてはもちろん、肌に直接触れる布ナプキン・肌着・靴下など、また湿度が高くカビが発生しやすい環境に置かれることの多いタオル類、濡れた状態が続く台布巾などの素材として最適です。
通常の抗菌繊維と違って、抗菌剤を添加していないので安心です。
TAKEFU(竹布)は、天然の消臭効果にも優れています。特に注目したいのは、体臭の原因となるアンモニアガスです。その他の臭いのもととなるガスにも効果があることからも、TAKEFU(竹布)が、布ナプキン・肌着・Tシャツ・靴下・寝具・タオルなどに適していることがご理解いただけると思います。
ナファ生活研究所では、さらに優れた天然の消臭効果をTAKEFUに持たせるため、製造工程の研究を進めています。
一般的に5秒以内で水に沈み(沈降法)、また吸水すれば(滴下法)、吸水性に優れているとされます。竹布のタオル類、キッチンクロス、布ナプキンなどでの試験結果です。
静電気はカラダに悪影響を及ぼすと言われています。TAKEFU(竹布)は、静電気がほとんど帯電しませんので安心してお使いいただけます。また、摩擦抵抗も少ないため、赤ちゃん、ご年配の方、肌トラブルに悩む方にもおすすめできます。
竹布ソックスやTシャツによる温熱効果試験。着用前と20分後では平均温度で、0.7℃の体温上昇が測定された。そうして上昇した体温は繊維に含まれる温められた空気と高い水分率によって保温維持されます。