オーガニックの店ベコ 本店

会社概要

【会社概要】
株式会社ベコ
〒814-0174 福岡県福岡市早良区田隈3-46-14
TEL:092-866-1707 FAX:092-866-1707
店舗運営責任者:高井 明彦
店舗セキュリティ責任者:高井 明彦
店舗連絡先:achichitsuyosi@jcom.home.ne.jp

【営業時間・店休日】
月曜日~金曜日の9:00~17:00
店休日:土日祝
インターネットでのご注文は年中無休で受け付けております。

【社是・企業理念】

社是
「人のため、正しく、楽しく」、「先義後利」

企業理念
一、われわれは、「竹布」を通して「竹の心」を世界中の人々に届けます。
二、われわれは、お客様の「喜び」を最大の目的とし、日々仕事に励みます。
三、われわれは、「良い」と感じたら即、率先して実行に移します。


【ごあいさつ】
店長の高井明彦と申します。

「竹の子として芽吹き、二ヶ月で身の丈を調え、
自らの落ち葉を養分とし、
三~四年の熟成の時を経て、その身を成す。
時として嫌われ者に甘んじながらも、
苦しむ人々を救いたいとの一心で、
なおも繁茂し、活用されることを訴え続ける竹。
その『竹の心』の声に耳を素直に傾けることにより、
私たちナファ生活研究所は、やさしき『竹の心』を形にして、
皆様の元にお届けしてまいります。」

こうした文章で始まる(株)ナファ生活研究所のホームページは、
相田社長の人柄と、この「竹布」がただの繊維の商品とは違う
神秘的なイメージで、私に何かを訴えてくるのを
最初に見たときに感じました。

私と「竹布」との出会いは2006年の秋で、私の以前の勤め先のお取引先が
この「竹布」の代理店を2006年に始められたのがきっかけです。
もともと私は大学卒業後、大手アパレル会社で25年間、
肌着、靴下などのインナー関連の営業をしてきたので
興味をそそられました。
最初に竹繊維の原綿を手にとって触ったときは非常に驚きました。
なんとシルクのような柔らかくツルツルした肌触りだったからです。
竹から想像してもっとザラザラとして硬い感触を
イメージしていたからです。
その場でTシャツ1枚と靴下2足を買って帰りました。
おまけに洗顔クロスとタオルハンカチをつけてくれました。
肌着、靴下なら着用すれば良いものか悪いものか
判る自信があったので、1度着用してみようと思ったのです。

もともと繊維業界の私、しかも肌着、靴下は専門ですから、
どうすれば良いものか悪いものか判る方法を知っています。
それは簡単、自分で身につけてみることです。
但し1回では良さ悪さは判りません。
目安は週に1回着用するとして5~6回、
ですから1ヶ月半ぐらい着用してみることです。
何度も洗濯を繰り返すことで悪い商品はボロが出てくるというか、
メッキがはがれるというか、それはもう歴然と現れるものです。
肌触りがどう変わるのか、型崩れはないか、縮みはどれくらいか、
色あせはないか、破れないか、
その他自分で観察してみれば良く判ります。

この(株)ナファ生活研究所の竹繊維で作られた「竹布」Tシャツは、
私が今まで知っている肌着の中で最高のものでした。
まず肌着というのは90%以上が綿100%なのですが、
綿100%の肌着は汗は良く吸いますが、発散性は殆ど無く、
汗をいっぱいかいてびちょびちょになるとそのままで、
濡れたままになり着替えるしか快適になる方法はありません。
また綿100%のTシャツは、洗濯を重ねるにしたがって
どうしてもどんな高級品であっても生地の風合いが硬くなってきますし、
型崩れも起こってきます。ところが、この「竹布」Tシャツは、
竹繊維の性質上、商品の箱の中に入れてある「お願い」という
注意書きにもあるように、最初の洗濯時に少し縮むことはありましたが
(その分最初から裾を長めにしてある)風合いがまず落ちないということ。
シルクタッチの柔らかさが6回洗濯しても変わらなかった。
そして型崩れが全く無い。安物のTシャツは何回か洗濯すると
襟周りが伸びきってだらーんとなるのですが、
このTシャツの襟周りは最初の形のままでした。

そしてこの「竹布」Tシャツが凄いのは吸汗性です。
綿100%のシャツよりはるかに吸汗量が多いのです。
説明には約2倍と書いてありますがそれ以上に感じます。
それは吸汗するだけでなく発散する作用もあるからです。
常に肌に触れる部分はさらさらとして快適でした。
その上、衛生面で竹繊維は綿と比べて断然肌着向きの素材です。
綿の繊維そのものには抗菌性はありませんが、
竹の繊維の抗菌性は凄いです。
MRSA菌(院内感染菌)に対する抗菌力試験
(日本食品分析センター調べ)において、
37度、18時間後の結果、綿布では43000個の菌が約100倍の
420万個に増殖したのに対し、竹布は43000個あった菌が20個以下、
すなわち検出せずという結果が出たのです。
これは菌を全部殺してしまったということです。

人の肌に触れる素材として最も適した素材に
間違いないと言えると思いました。

         2007年4月吉日

2007年の初めに相田社長に手紙を書き、東京まで会いに
行きました。その時に相田社長の飾らない素直な心に触れ、
その純粋な「思い」に関わりたい、「竹布」を売りたい、と
いう思いが本物になった気がします。

【ベコの歴史】

会社名「ベコ」の歴史は古く、1968年、私が小学校4年生の時、
サラリーマンだった父が脱サラして神戸の板宿という所で始めた
ベビー、子供服の専門店の屋号が「ベコ」です。
「ベコ」は東北弁でいう牛のことをさしていて、その当時、
牛のマークのステッカーとかも作っていた記憶があります。

今はもうありませんが、板宿名店デパートという、
ローカルなテナントの集合体のようなデパートの1階に10坪もない
ぐらいの小さな店でオープンしました。
1968年頃といえば高度成長期で、景気が良く、オープンして数年は
飛ぶように売れていて、結構裕福な暮らしをしていました。
週末には必ず家族で宝塚ホテルのディナーを食べにいったりしていました。
食べ盛りの私はもっぱら宝塚ホテルの「ピラフ」が大好きで、
そればかり食べていて、おかわりとかもしていたように記憶しています。

父もよくゴルフをしていた記憶があります。
しかし商売というものは、ずっといい状態が続くものではなく、
私が大学に入った1977年頃から少しづつ低迷していったように思います。

当時、私は会社員として就職して働いていました。
「ベコ」は1994年、私が36歳のときに閉店し、26年間で一旦幕を閉じます。
しかし父と母は、暫く充電した後、同じ板宿の地で
カラオケスナックとして再び「ベコ」を開店します。
その後、阪神大震災のときには店も自宅も大きくはないまでも被害にあい、
暫くの間の閉店もありましたが、
また再び不死鳥のごとく父母の執念で復活を遂げます。

そして、父、母も70歳を越え高齢になり、飲酒運転の規制も厳しくなり、
店にくるお客様も少なって2006年の2月で
父、母の「ベコ」は38年の幕を閉じます。
私が「竹布の店ベコ」を楽天にオープンしたのは、2007年の4月であり、
父、母のつくった「ベコ」の屋号をどうしても
継ぎたくて使った、というのが「ベコ」の簡単な歴史です。